駐車場の空きの問題が深刻化して
1、機械式駐車場の無駄遣いが深刻化しています。
2、其の赤字が修繕積立金を食いつぶしています。
3、「空き」が老朽化を加速させ不良資産化します。
4、駐車場平置き化工事会社を選ぶ際、数社の相見積もりをやっていない!

 

左記の理由で機械式駐車場を平置き式にする大きな流れになってきていますが、問題は、専門工事会社の情報が少なく工事会社の選定を関係会社に任せてしまって、その工事会社の信用力を確認せず、相見積もりすらやっていないケースが多い事です。また、平置き化工事専門の工事会社は少なく、なかなか信頼のおける会社を捜せないのが現状です。
そのため、競争原理が全く働いていないので、管理組合は多くの損失を受けています。新聞読者からのご要望にお応えして、信頼性のある「駐車場、平置き転換工事会社」を紹介サービスを始めます。ひも付きの工事会社との相見積もりを必ず実施してください。

機械式駐車場 ヒヤリハット事例

機械式駐車場の落とし穴!

今回は、トピック記事として機械式駐車場でのヒヤリハット
事例を紹介します。

◆マンションデータ
所在地:東京都23区
2010年竣工・1棟・80戸
駐車場形態: パズル式横行昇降機(地上4段ピット2段式)・全77台
駐車場使用料(月額):一律1万5,000円

74-09昨年のある休日、地上4段ピット2段式の機械式駐車場で事故があり、管理組合理事長の要請で緊急出動しました。
事故個所は1F部分のケーブルハンガーです(図①)。これが車両との接触により、大きく曲がってしまった(図②)のですが、これを気つかずに放置していたことが問題となりました(実際にケーブルハンガーを曲げてしまった使用者は覚えがないとのこと)。
その後、右隣の列の2Fパレットの利用者が出庫操作をしたところ、パレットが下降途中に階下の曲がったケーブルハンガーに乗り上げ(図③)、車両が前方に大きく傾き、危うく大きな事故につながる事態に直面したのです(図④)。
実際は地上着床のリミットスイッチ信号が入り、機械作動が停止。事故には至りませんでした。
原因を調べてみると、ケーブルハンガーを曲げてしまった使用者の車両の傷と、ケーブルハンガーの傷の位置が一致しました。復旧費用等は、管理組合の施設賠償責任保険で対応しましたが、危うくヒヤリ、ハットした事件になりそうな事例でした。

全建センターの「駐車場リノベーション機構」では、(1)駐車場使用料の会計処理、税対策(2)迷惑駐車対策・防犯対策(3)メンテナンス内容の見直し(4)空き駐車場への対応(5)機械式駐車場リニューアルなど、駐車場のさまざまな問題をワンストップで解決するため、コンサルタントやアドバイザーなどの専門家、協力会社を組織し、対応にあたっております。
<取材協力・KMPメンテナンス㈱>

●問い合わせ先
一般社団法人 全国建物調査診断センター
「駐車場リノベーション機構」
TEL:03−6304−0278 FAX:03−6304−0279
E-mail:info@zenken-center.com
URL:www.parking-renovation.com

(大規模修繕工事新聞 第74号)2016-02

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