駐車場の空きの問題が深刻化して
1、機械式駐車場の無駄遣いが深刻化しています。
2、其の赤字が修繕積立金を食いつぶしています。
3、「空き」が老朽化を加速させ不良資産化します。
4、駐車場平置き化工事会社を選ぶ際、数社の相見積もりをやっていない!

 

左記の理由で機械式駐車場を平置き式にする大きな流れになってきていますが、問題は、専門工事会社の情報が少なく工事会社の選定を関係会社に任せてしまって、その工事会社の信用力を確認せず、相見積もりすらやっていないケースが多い事です。また、平置き化工事専門の工事会社は少なく、なかなか信頼のおける会社を捜せないのが現状です。
そのため、競争原理が全く働いていないので、管理組合は多くの損失を受けています。新聞読者からのご要望にお応えして、信頼性のある「駐車場、平置き転換工事会社」を紹介サービスを始めます。ひも付きの工事会社との相見積もりを必ず実施してください。

国土交通省/機械式駐車場での死傷事故防止へ 「安全対策ガイドライン」公表

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国土交通省は3月28日、「機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドライン(指針)」を策定、公表した。
2007年度以降、機械式駐車場に関する利用者等(子ども含む)の死亡・重傷事故が全国で26件発生(死亡10件)した。中でも事故の再発防止マンションの駐車場での事故が半数を占めるなど、利用者が自分で駐車装置を操作するときに多くの事故が発生しているという。
事故の再発防止を図る観点から、機械式立体駐車場に関わる製造者、設置者、管理者、利用者に対して、安全確保と安全利用を要請する。

高い充足率を確保するため、マンションには機械式駐車場の設置が多い
高い充足率を確保するため、マンションには機械式駐車場の設置が多い

事故で多いものは、乗降室内への閉じ込め、稼動部への接触、巻き込み、挟まれ事故のほか、乗降・歩行時の転倒・転落、車両の入出庫時の衝突など。特にマンション等の専用駐車施設において、利用者が自ら操作する際、乗降室内に人がいることの確認が不足していたことなどを要因とする重大事故が発生していると報告されている。
ガイドラインに記された再発防止へ早急に取り組むべき注意事項は下記の通り。

機械式駐車場での注意事項

・ 運転者以外は装置の外で乗降し、装置の中に入らない。
・ 子どもが装置に近づかないように最新の注意を払う。
停止しているときでも、装置の間に転落する事故が発生している。
・ 操作盤に他人の鍵が挿入している場合は使用中である。
人が装置内に残っている可能性が高いため、絶対に操作をしてはいけない。
・ 操作盤の位置からでは、車の陰になって見えない場所もある。装置内に人が隠れていないかを必ず確認する。
・ 操作盤の昇降ボタンを器具等で固定して使用してはならない。昇降ボタンを器具等で固定すると、安全機能が働かず、直ちに停止させることができない。
・ 人感センサーは、装置内に人が残っていても感知しない場合がある。また車内の人は感知できない。センサー等に頼らずに、自分の目で装置内に人がいないことを確認する。
・ 装置内への閉じ込め等、不測の事態が発生した場合には、
①迷わず非常停止ボタンを押すこと
② 至急、操作盤に記載されている緊急連絡先へ連絡すること
機械によっては、わずかな時間で危険な状態になることがある。あらかじめ操作盤および装置内のどこに
非常停止ボタンがあるかを確認しておく。

機械式駐車装置の普及状況

(国土交通省・機械式立体駐車場の安全対策検討委員会報告書より抜粋)
機械式駐車装置は、昭和37年、日本橋・高島屋において日本で初めて設置された。当初、機械式駐車装置は、自動車交通量の急速な増大により、特に大都市部において駐車場需給が逼迫する中、大規模商業施設等への導入が進み、限られた土地・スペースを最大限有効に活用することが可能であることなどから、昭和60年代(1980年代後半)以降、マンション等の日常生活空間においても急速に普及した。
機械式駐車装置の出荷・設置実績は、平成25年3月末時点の累計で、設置基数約54万基、設置台数約287万台となっている。

機械式駐車装置の出荷・設置台数の推移

出典:(公社)立体駐車場工業会資料に基づき国土交通省作成
出典:(公社)立体駐車場工業会資料に基づき国土交通省作成

(大規模修繕工事新聞 2014-5.5 No.53)

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